そもそも、鍛造って何だろう?
鍛造(たんぞう、forging)とは、金属加工の塑性加工法の一種。金属をハンマー等で叩いて圧力を加える事で、金属内部の空隙をつぶし、結晶を微細化し、結晶の方向を整えて強度を高めると共に目的の形状に成形する。古くから刃物や武具、金物などの製造技法として用いられてきた。
鍛造することにより金属組織がより密になり、鋳造品でできる巣のような内部の欠陥は発生しません。
製品形状に沿ってメタルフロー(鍛流線)を得ることにより、耐衝撃性などの機械的な性質が向上します。
より完品に近い形状で鍛造化することにより機械加工の工数を少なくしコストダウンすることができます。
型打鍛造は金型を使用するため、実製品の製造前に金型を設計・製作するための初期費用が必要となる。
金型の交換など、鍛造作業を行うための段取りに時間(= コスト)が必要なため、少ないロット数では単価が高くなることがある。
型で上下から叩くという型打鍛造の性質上、側面が垂直な形状では型から製品を取り出す作業が困難となる。
各種金属製品のより容易な鍛造化を実現するため、当社ではさまざまな工夫とチャレンジの末これらのデメリットを克服、従来では不可能とされていた鍛造製品の生産を可能にしました。